about US

 MK BRANDの創業は2020年9月ですが、私が宮古島に戻り24歳から宮古高校のコーチとして指導に携わり、宮古島のバスケに関わっていく中で、本州と島の情報格差や環境の差に改めて驚きました。目で見て、体感して、学ぶことができず刺激を得る環境が少ないこと、練習環境や支援体制が十分でないと強く感じました。その当時高校に父母会等の支援体制が無く、備品や遠征が満足に行えていなかったんです。
 それがきっかけで子供たちに学べる環境を整え、刺激を与えてあげたいとの想いで、父母会を設立、県外遠征を企画し、プロのバスケットボール選手に宮古島に来てもらいクリニックなどを開催していきました。しかし、継続していくには資金的な限界を感じました。当時は、自腹を切ってクリニック費用などに充てていたので、正直キツかったです。
 本格的に資金を調達し継続した活動をするため、2015年に「宮古島(ミャーク)ブランド」を略したMK BRANDを発足、Tシャツの販売をはじめました。

 「宮古島ファンを1人でも多く作りたい。そして、島外からお金を入れて島内でお金の流れを作る。島外(観光客)から得たお金を宮古島の後輩たちの支援、育成のために使いたい。けれど、個人での販売だけでは限界が見えている。だから皆のお客をMKBRANDのお客さんにもなってもらえるように力を貸して欲しい。」そんな感じで声をかけ協力を求め、活動のコンセプトに共感してもらいながらTシャツをおいてもらいました。

 そして、せっかく活動するなら、バスケットボールで留めるのではなく、宮古島の魅力、宮古島のらしさを新しい形で表現し、島外向けだけではなく、宮古島の人達にもその魅力や可能性を感じてもらいたい。また、宮古島の現状や課題を宮古島の人達と一緒に共有し、解決していくための活動にもつなげたいと考える様になりました。

 「自分自身にとっての大切なこと」に情熱を傾け行動する宮古島の人達の想いをつなげて、お互いのユニークを掛合せることができれば新しいことが生れるのではないか。そのことが宮古島の魅力を引き出すこと、現状を変えていくことにつながるのではないか…
 そう考えていて、活動を続けることで、共感してくれる人達が増えてきたと実感しています。共感してくれる人達と一緒に行動し、もっとその和を広げ、それぞれが持つ大切なことを守りながら、想いや理想を叶えていきたいと思っています。

 MK BRANDではアパレル、バスケットボール関連事業、Web関連事業、コンサル、コミュニティのデザインと運営、地域循環共生圏(SDGsの観点から地域の課題解決に取組み、持続可能な地域経済の循環を起こしていくことが目的)に係る市の委託事業などに取り組んでいきます。